谷川俊太郎氏揮毫

★ミッドナイト・プレスからのお知らせ

*「聴無庵日乗」44(「長久手ナラティヴズ」1を読む)をアップしました(↓)。(2018.8.17)

*「三田文学」134号に掲載された、黒川英市氏の井上輝夫『聖シメオンの木菟』書評を、同編集部の許諾を得て転載しました。こちら(↓)をごらんください。

*久谷雉さんの「詩の教室」第七講の講評をアップしました。

第八講投稿締切は8月31日です。みなさんの意欲的な作品をお待ちしています。

*八木幹夫さんが講師を務める「山羊塾」第12回、「下村康臣 哲学と詩作のアマルガム 哲学する詩」は11月10日です。

岡田幸文の「聴無庵日乗」

*これまでの「聴無庵日乗」はこちらで読むことができます。

聴無庵日乗44(2018.8.17)

百合の花

 この夏の暑さは身体にこたえる。かつては、夕方になるとビーチ・ボーイズの「サーファー・ガール」をよく流したが、このところ毎夕聴いているのは、『アメリカン・グラフィティ』のサウンドトラックである。先日、クレイジーな暑さにたまらず、ふと、久しぶりに聴いたのだが、これはほんとうによくできているアルバムだ。「1962年の夏、あなたはどこにいましたか」というのが、この映画のキャッチフレーズだそうだが、ジョージ・ルーカスが選んだ収録曲はすべて素晴らしい!(なかには1964年の楽曲も含まれているが)。オールディーズのオムニバスアルバムで、これを超えるものはないだろう。

 ところで、このところ、夕方になると、このアルバムを流しつつ、ウイスキーをなめながら、「長久手ナラティヴズ」1を読んでいる。これは、「愛知淑徳大学メディアプロデュース学部創造表現専修現代詩(瀬尾育生)ゼミ2017年度卒業文集」なるものだが、そこに掲載されている長久手ナインズの作品からはいずれも若い精神が感じられて、詩を気持ちよく読むことができる。「若い」というのは、もとより年齢のことをいうのではなく、〈世界〉と向かい合うその精神の若さをいっている。どの詩も、読みながら考えさせられる。例えば、全行引用はできないが、こんな詩句がある。

 

 あぁ ジュリィ

 このぬかるんだ土の中を

 その足で行くというのか

 せめて傷口は塞いでからにしないか

     (沖田千尋「遠慮を知らない街外れ」から)

 

 『アメリカン・グラフィティ』のサウンドトラックをBGMにして「長久手ナラティヴズ」1を読む時間は、なかなか味わい深い。

A5変型・上製・函入り 定価 本体2800円+税

『聖シメオンの木菟』の、黒川英市氏による書評が「三田文学」134号(2018  夏)に掲載されました。同編集部の許諾を得てここに転載します。画像をクリックすると拡大されます。

井上輝夫さんの『聖シメオンの木菟』の書評(by高樹のぶ子氏)が毎日新聞(2018.4.15付)に掲載されました。

中村剛彦編集による「特集井上輝夫」をアップしています。既刊詩集抄に加えて、映像、翻訳詩抄、拾遺詩篇・散文抄からなるもので、詩人・井上輝夫氏の全体像を浮かびあがらせる入魂の特集です。ぜひごらんください。