死んだ目 リーディング&トークライブ
『暴力』÷『敗残』×『笑者』=『詩的正義』
〜ボードレール、芥川龍之介、赤塚不二夫、そして……〜
協力:ミッドナイト・プレス

元ミッドナイト・プレス副編集長で、Poetry Review連載執筆中の中村剛彦が主宰する「死んだ目(The Dead Eyes)」は、これまでの実験的ライブを踏まえ、今年から「詩」をあらゆる分野に通底する概念へと広げ、ライブ、Web、Zin、街歩きなどのさまざまなアプローチを試みます。


その第1弾としてこの2018年最初のライブイベントは

「ポエティック・ジャスティス(詩的正義)」

をテーマにリーディング&トークをします。

この「詩的正義」とは芥川龍之介が自殺前に執拗に芸術の中核について述べた言葉です。単なる道徳的「正義」を超えたものとして、いま芸術に携わるすべての者が考えなければならない、表現する者の「姿勢」の問題がこの言葉に込められていると考えています。


本ライブではその芥川が絶大な影響を受けた近代芸術の父ボードレールから赤塚不二夫までを視野に、世界の「暴力性」に対し、彼らがいかなる姿勢をとってきたかを、「敗残」と「笑い」をキーワードに考えます。
当日は、芥川龍之介の読み手であり、ミッドナイト・プレスのホームページ連載「詩情と空間」の書き手の類をみない才能をもつ詩人&建築家の浅野言朗氏とのトークセッション、お客様全員との「アートのゆくえ」についてのフリートーク、そして間三助、古沢健太郎(過去のミッドナイト・プレス・ホームページの詩と音楽のコラボレーション連載「club FURUSAWA」)、中村剛彦によるリーディング×音響のパフォーマンスです。

また中村の亡き恩師の詩人井上輝夫が記した70年代の伝説の名紀行文『聖シメオンの木菟〜シリア・レバノン紀行〜』がこの1月にミッドナイト・プレスから復刊されます。優れたボードレール研究者でもあった井上輝夫が、いまなお世界を激しく揺さぶる「場」から訴えた「世界現実」へ立ち向かう詩学の紹介とともに、狭い意味での「詩」にこだわらず、「芸術」のこれからについて、みなさまと語り合えたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

*井上輝夫『聖シメオンの木菟〜シリア・レバノン紀行〜』は会場にて販売します。

 →ミッドナイト・プレス「特集井上輝夫

 

【プログラム】
オープニング:芥川龍之介「蜃気楼」(朗読:間三助、音響:古沢健太郎)
トークセッション:浅野言朗×中村剛彦
 『暴力』÷『敗残』×『笑者』=『詩的正義』〜ボードレール、芥川龍之介、赤塚不二夫、そして……〜/井上輝夫『聖シメオンの木菟〜シリア・レバノン紀行〜』復刊案内

フリートーク:「アートのゆくえ」with 参加者全員

クロージング:ボードレール「屑拾いたちの酒」井上輝夫訳(朗読:中村剛彦、音響:古沢健太郎)


【出演者プロフィール】

浅野言朗
詩人、建築家。詩集『2の6乗=64/窓の分割』、建築作品「森の階調」 (日本建築学会作品選集新人賞)、アート作品「帆/立方体/傾いた茶室」(2015年神戸ビエンナーレ・奨励賞)。
間三助
法政大学文学部哲学科除籍。在学中は歌舞伎、軽音、ライブ運営、学生会などで活動。2014年から友人とネットラジオを始め、2016年から月蝕歌劇団に出演。

古沢健太郎
音楽家。アンビエント、ノイズ、フィールドレコーディングを中心に作曲。朗読、ダンスとのコラボレーションを展開。soundcloud「Circle Like Q」で一部楽曲を公開中。
中村剛彦
詩人、朗読家、批評家、編集者。「死んだ目」主宰。詩集『壜の中の炎』など。本年より「死んだ目」をさまざまな芸術家と多角的に展開。本ライブはその第1弾。犬と酒を愛する。
ミッドナイト・プレス「Poetry Review」「甦る詩人たち」。

 

日時:2018年3月2日(金)19:30 〜(open19:00)
会費:2060円(+1drink520)
場所:Eggman tokyo east(岩本町エッグマン) http://www.egg-mte.com/index.html
都営新宿線岩本町から徒歩3分、秋葉原(日比谷線)徒歩7分、JR神田 から徒歩7分
101-0032 東京都千代田区岩本町2-6-12 曙ビルB1 TEL:03-5829-6400